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1日約100人の方が心臓突然死で亡くなっている

 仙台市薬剤師会の主催でAED(自動体外式徐細動器)の講習会に参加しました。
弊社では、2クール目の参加となり合計5名のAEDオペレーターが誕生したわけです。

 講習会に参加してみて、突然の心停止とは、いつでも、どこでも、誰にでも起こるかもしれないこと、それが突然の心停止(心臓突然死)であり、突然の心停止は様々な国で主要な死亡原因の一つになっていることを教わりました。

日本国内においても、突然の心停止からの救命率は現在5%以下にすぎず、1日に約100人が亡くなっているといわれています。

 ところで、突然の心停止は、どのような場所で発生することが多いのか?と、想像をしてみると、私の場合、ドラマなどの影響のせいか、外、路上、公衆の場所・・・そんなイメージでありましたが、救急医療ジャーナルの統計をみると意外な場所、「家」で68%も発生していました。(以下のグラフが統計結果↓)

突然の心停止の発生場所

 よくよく考えてみると、生活時間が長いところで発生率が高いのも当たり前で腑に落ちると言えばその通りなのですが、問題は「家」に初期費用で30万もするAEDがあるのか?

そこで、私なりに対策を考えてみたのが、家の近隣にあるAED設置場所を把握しておく! 

そんな場所は、だいたい今でも把握している方は別としても、いざ、という時に利用できないと何の意味も持ちません。ネットでAED設置場所関連で検索してみると、便利なツールはあるものですね、「設置場所検索」がヒットしました。

AED設置場所検索

 突然の心停止の多くは、心室細動(VF)と呼ばれるのが原因で心室細動になると心臓が不規則に痙攣するような状態となり、血液を全身に送り出す心臓本来のポンプ機能を果たせなくなります。

そこで、心室細動の最も有効な治療法は、電気ショックに徐細動となるのです。
胸骨圧迫の重要性は2005年の世界的ガイドラインに記述されていて、発見者による胸骨圧迫とAEDの組み合わせが重要視されています。

下の画像は、講習会での奮闘記録です。目の前に起こりえる突然の出来事に対応できるよう、動揺しない精神的なトレーニングも必要な気がしましたが・・・。

※弊社、第一班の講習会記録は「ミネちゃんの日常茶飯事」に記載してあります。

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